本間宗久

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本間宗久・・・第6章「急に下げ、急に上がる相場」

今週の日本の相場のような話だが、本間宗久の言葉である。「急に下げ、急に上がる相場は天井底の日限定まらず、見計らい取り仕舞うべし。」通常、相場の天底の形勢は、「環境(天候)」「人気度」「日柄(時期)」で決まるが、急な上げ下げの場合は、日柄を待...
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本間宗久・・・第5章「冬より正二月迄保合う米」

値固めから上昇に向かう時の話「冬中より、正二月頃迄底値段にて保合う米は、三四月より、五六月決して上がるなり。」長く下げてきた相場でも、2~3か月底値でもみ合えば、反騰近しということをいっている。身近にそんな株もあるかもしれない。たなぶ
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本間宗久・・・第4章「人気片寄ると逆現象」

下げ相場の話である。「米段々下げ、上方相場無替事諸国並びに最上払い物沢山の風聞、人気も揃い弱く、何程下がるかも知れ難く、我が考も弱かるびしと思う節、心を転じ買い入る可きなり、この思切り、海中へ飛入る心持ち、はなはだ成し悪しきものなれども、其...
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本間宗久・・・第3章「大騒ぎの折、火中へ飛び込む心持ちのこと」

第3章にはこのように書いてある「米、段々上がるとき、諸国不時申出し、大阪相場も加え、跡も引き上げ候沙汰、御蔵米など申し立て、益々上げ、人気も強く、我も買気に付候節、心を転じ売方に付候事肝要なり。是すなわち、火中へ飛び入り思切り、一統騒ぎ立つ...
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本間宗久・・・第2章「下げ相場月頭強く、月末弱気こと」

本間宗久相場三昧伝の第2章にこうある。「下がる米は月頭に強く、月末二十九日毎日まで下がるものなり。上げ相場の通いは月頭弱く、月末強く、急上げの方なり」月足陽線の形になるのが、強い相場。その逆に陰線になれば弱い相場ということだろうか。相場師は...
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本間宗久・・・第1章「米商いは踏み出し大切のこと」

宗久は相場は「仕掛け」が大事で、これが上手くいかないと相場全体が成功しないと言っている。また天井値(新高値?)や底値(新安値?)が出るのをじっくりと待ち、仕掛けるのが良いとも言っている。また、今がチャンス!という場面が来ても「3日待つ」のが...
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本間宗久・・・生い立ち

本間宗久は1724年出羽庄内(現在の山形県酒田市)に酒田の富豪「新潟屋」の本間久四郎光本の三男として生まれた。本名は久作。久作は16歳の時、新将軍8代徳川吉宗の江戸城入りを見物する為に江戸に行っている。その江戸で何を学んできたのか、酒田に帰...