本間宗久 本間宗久・・・第8章「七~十月天井値段の米」 「七、八、九、十月天井値段の米は十二月迄に下がると心得るべし。思入れ多き年は決して夏下げなり。」7~10月の持ち合い相場は、12月までには下げる。コメ相場は季節に影響され、収益前の台風、天災懸念が強いので7~10月が注意され、天候の回復や稲... 2021.06.26 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第7章「正月迄天井値段の米はあと下がる」 「冬中正月頃迄、底値段の米は五、六月上がるべし。冬中より正月二月頃迄天井値段の米は五、六月下がるべし。五月十分に下がる時は六月急上げなり。五月下がらざれば六月決して崩るべし、疑いなし。七八九十月迄も底値段の米は十二月迄に上がると心得べし。」... 2021.06.24 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第6章「急に下げ、急に上がる相場」 今週の日本の相場のような話だが、本間宗久の言葉である。「急に下げ、急に上がる相場は天井底の日限定まらず、見計らい取り仕舞うべし。」通常、相場の天底の形勢は、「環境(天候)」「人気度」「日柄(時期)」で決まるが、急な上げ下げの場合は、日柄を待... 2021.06.23 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第5章「冬より正二月迄保合う米」 値固めから上昇に向かう時の話「冬中より、正二月頃迄底値段にて保合う米は、三四月より、五六月決して上がるなり。」長く下げてきた相場でも、2~3か月底値でもみ合えば、反騰近しということをいっている。身近にそんな株もあるかもしれない。たなぶ 2021.06.16 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第4章「人気片寄ると逆現象」 下げ相場の話である。「米段々下げ、上方相場無替事諸国並びに最上払い物沢山の風聞、人気も揃い弱く、何程下がるかも知れ難く、我が考も弱かるびしと思う節、心を転じ買い入る可きなり、この思切り、海中へ飛入る心持ち、はなはだ成し悪しきものなれども、其... 2021.06.15 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第3章「大騒ぎの折、火中へ飛び込む心持ちのこと」 第3章にはこのように書いてある「米、段々上がるとき、諸国不時申出し、大阪相場も加え、跡も引き上げ候沙汰、御蔵米など申し立て、益々上げ、人気も強く、我も買気に付候節、心を転じ売方に付候事肝要なり。是すなわち、火中へ飛び入り思切り、一統騒ぎ立つ... 2021.06.11 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第2章「下げ相場月頭強く、月末弱気こと」 本間宗久相場三昧伝の第2章にこうある。「下がる米は月頭に強く、月末二十九日毎日まで下がるものなり。上げ相場の通いは月頭弱く、月末強く、急上げの方なり」月足陽線の形になるのが、強い相場。その逆に陰線になれば弱い相場ということだろうか。相場師は... 2021.06.10 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・第1章「米商いは踏み出し大切のこと」 宗久は相場は「仕掛け」が大事で、これが上手くいかないと相場全体が成功しないと言っている。また天井値(新高値?)や底値(新安値?)が出るのをじっくりと待ち、仕掛けるのが良いとも言っている。また、今がチャンス!という場面が来ても「3日待つ」のが... 2021.06.09 本間宗久
本間宗久 本間宗久・・・生い立ち 本間宗久は1724年出羽庄内(現在の山形県酒田市)に酒田の富豪「新潟屋」の本間久四郎光本の三男として生まれた。本名は久作。久作は16歳の時、新将軍8代徳川吉宗の江戸城入りを見物する為に江戸に行っている。その江戸で何を学んできたのか、酒田に帰... 2021.06.08 本間宗久