是川銀蔵

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是川銀蔵・・・相場師一代(4)強制送還の危機

銀蔵が日章旗の旗の立つ村の入口で倒れた後、誰かに呼び起される声がして目を覚ますとどこかの家の中で2,3人の兵隊に囲まれていた。(助かった・・・)と安心してそのまま気を失ったという。2度目に目が覚めた時は、医務室のベットの上だった。銀蔵の持ち...
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是川銀蔵・・・相場師一代(3)命がけで山東半島横断

陸軍の御用商人に俺はなる!と軍隊を追った銀蔵だったが、「なんでもいいから商売をさせてくれ!」と頼んでみても、軍隊が未成年に商売をさせてくれるはずもない。「ここは戦場だぞ。子供がうろつくところじゃない。内地に帰れ!」とまったく相手にしてもらえ...
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是川銀蔵・・・相場師一代(2)第1次大戦勃発

銀蔵は中国・大連に渡ったが、イギリス迄の路銀は無かった。彼が頼ったのが好本商会時代のお得意先、井上商店の井上夫妻だった。井上夫妻は銀蔵を可愛がっており、大連に来たら必ず寄ってほしいと以前から連絡をくれていたからだ。井上商店は洋服生地問屋で、...
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是川銀蔵・・・相場師一代(1)小僧から中国へ

是川銀蔵は93歳という高齢で、自伝「相場師一代」を書いている。自分の事を書くつもりは全くなかったという彼が自伝を書いたのは、あまりに自分についての嘘が出回っていたからだそうだ。 「大正三年(1914年)六月、私は大連港に降り立った」から本編...
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是川銀蔵・・・異銘柄へのツナギ

昭和58年の高額納税者番付1位になったのが、相場師是川銀蔵だ。住友鉱山株の買い占めで200億の利益を得たとか。昭和の相場師の一人です。彼の生涯もなかなか面白いのでそのうち紹介したいが、今日は買いの是川銀蔵がツナギをしていたとの話。詳しい資料...