昭和58年の高額納税者番付1位になったのが、相場師是川銀蔵だ。住友鉱山株の買い占めで200億の利益を得たとか。昭和の相場師の一人です。
彼の生涯もなかなか面白いのでそのうち紹介したいが、今日は買いの是川銀蔵がツナギをしていたとの話。詳しい資料がないが、異銘柄へのツナギをしていたという。
私もは異銘柄鞘取りなどは何度もやっているが、この異銘柄へのツナギはやったことが無いので、詳しく書けない。理屈としては、手持ち株Aをもっていたとして、人気化したBをツナギに売るというものだろう。
是川銀蔵というと株の買い占めで仕手戦のイメージしかないが、ツナギをやっていたと聞いて「世間向け」には激しい買い占め屋だが、実際は慎重な思慮深い人間だったと思われる。相場師はイメージ戦略も必要だろうから、セルフプロデューもなかなかだったのだろう。
A株とB株の連動性など、どう考えたらいいのか正直わからないが意外にこういう異銘柄、異市場(A株のツナギに銀を売るなど)は、頻繁に行われているらしい。相場のやり方は無限にあると思うので(買い1本やりが悪いとは言いません)、私もさらに研究してみたいです。
たなぶ
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