トランプ暴落と後に言わると思うこの相場だが、政治先行の下げなので簡単には終わらないと思う。前にも言いましたがトランプの目的はアメリカの税制を金持ちに不利な直接税である所得税を廃止し、間接税といえる関税に置き換えることだ。だから関税政策は止めないだろう。すくなくともトランプが大統領の後4年弱はこの関税は続くと見た方がいい。下げが続くかはわかりませんが、もともとアメリカ株は割高でいつ下げてもおかしくなかったので、関税はただのきっかけともいえる。
暴落なんて相場をやっていれば必ず来ますし、下げも「売り」が使えれば儲けのチャンスなので、なんら問題はありません。いつもの通りやるだけです。このブログで何度も言っていますが、相場はダイエットに似ています。急落に買えばこれまではすぐに元に戻り、結果として買い場だったということが何度も続いた中で、本当の下げ相場が来て年単位で数年下げれば、一時的に絶食して痩せることは出来るかもしれないが、年単位で続けることはできないだろう。もう長年上げ相場が続いてきたので、一時的な急落はあれど、本当の下げ相場はリーマンショック以来ないので多くの投資家が「またすぐ上がるさ」と思っているのではないだろうか。だがもし今回の下げが下げ相場の始まりなら、何年もダイエットを続けられる人がいないように、退場する人が大量発生するのではないだろうか。
下げ相場には「形」があり、いったん急落したあと急騰する場面がある。そこで「もう大丈夫」と買い込んだ投資家を巻き込んで本格的な下げに行くという形だ。今が最初の下げだとしたら、ここからの動きに注意したい。「長期でホールドが正しい」という動画をよく見かけるが、人間はそんなに強くないし、こういう主張の人は恐怖と苦痛に対する対価と儲けのバランスがペイしないことをわかってない。例えば毎日火のついたタバコを体に押し付けるバイトがあり対価を100円しかもらえないなら、誰もこんなバイトをする人はいないだろう。投資で儲かる利益と下げ相場で資産が解ける恐怖を受け入れる苦痛は、ほとんどの人はペイしないと思う。短期的には我慢できるが、年単位の下げ相場がきたらほぼ精神に影響して続けられないと思う。
今回の下げが一時的なものなのか、下げ相場の始まりに過ぎないのか。それは分からない。だが、相場についていくしかない。今は急落局面であり、いずれ急騰場面が来る。どこでツナギを外し、安い株を買い、どこで再ツナギするか。まだまだ長い戦いの始まりにすぎない。
たなぶ
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