本間宗久・・・46章「欲を離れる」

本間宗久

相場の動きに一喜一憂しないための心得についての章です。

1、相場三昧旧約から
2、現代訳
3、最近の相場例

1、相場三昧旧約から

「米の乱高下に連れ、立端もなく、上ぐべし下ぐ可しと商致し、五六日も過ぎ、米の動きにつれ、弱気になり、その節売過し、十四、五日も過ぎ、又々買気になり、その度毎に損出るなり。是は商を急ぎ、是非共取る心にて致す故違うなり。欲をを離れ、天底を見定め、上ならば上、下ならしたと、立羽を極め、三位の伝に引合せ、売りなり、買いなりと立ち抜く可し。」

2、現代訳

たなぶ流の訳なのでどうかご容赦を。
「相場が乱高下して上だ下だと取引して5~6日も経てばまた相場の動きによって弱気になり売り方になり。また14~15日経って上がってくると損切りして買いに入る。こんなことをしていると、その都度に損が出る。これは取引を急ぎ何がなんでも儲けてやろう欲をかくから、結果的に損をすることになるのです。欲を離れて天底をしっかりと見極めて上なら上、下なら下とはっきり見通しを立ててから売り買いを行うべきで、その時は三位の伝(買い、売り、休み)を参考に売り買いを行うのがよい。」

3、最近の相場例

2026年2月からのイラン戦争相場は、まさに乱高下した相場だった。「世界のエネルギーがおかしなことになる」と手持ちを売ったり、あるいは空売りした人もいたかもしれない。しかし、結果は紛争開始直後は株も下げたものの、その後株価は大きく上げた。
「もう世界経済は終わりだ!手持ちを売ろう」と思ったのか。
「世界経済は崩壊する。それなら空売りだ!」と思うのか。
「遠くの戦争は買いだ。」と思うかで結果は天地の開きになったわけだ。
かくいう私たなぶはいったんツナギをして「休む」をえらび、その後に高値を抜いたあたりでツナギ外しで上げを取っている。(ツナギについてご興味のあるかたは👉山崎種二・・・ツナギ売買の実践 東京海上のマイナス1200円の買いコスト | たなぶの相場師日記)
欲から離れて相場をするのは難しい。でも自分の基準をもってそれに従えば、出来るような気がするのだ。
欲を離れる、この最も難しい課題について、みなさんはどう考えるだろうか。

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