落ちるナイフ

相場について

昨日のNY市場もかなりの下げだった。NASDAQの2.7%下げは、驚いた。どこまで落ちるかはわからない。とはいえ、大相場の下げ方にはパターンがある。長い年月をかけて上がってきた相場は、最後は急激な角度で上がると、今回のように急落を始める。そして大きく下げた後で、急反発して三分の一から半分くらい戻す。そして、さらに急落して安値を更新していくのだ。その間も急騰急落を繰り返す。投資家としては、どんどん精神的に消耗していく。半年もこれを続ければ、大体の人は嫌になり相場から消えていく。現在も大幅安で長期で積み上げた利益が消えたり、大きく含む損になるのを毎日見ている人たちは、「またすぐ元にもどるさ、だってこれまでもそうだったし。10年もすれば米株は必ず上げてるじゃないか。」というかもしれないが、それはバックミラーを見ながら運転するのと同じだ。未来が過去と同じとは限らない。同じだったとしても、その「信念」がいつまでもつだろうか。損が毎日膨らむなかで、強い心をどれだけの投資家が持ち続けられるだろうか。もうそこだと、ナンピンする投資家もいる顔しれないが、お勧めしない。こういう暴落相場ではナンピンは傷を深くするだけだ。落ちるナイフを掴もうとしてはいけない。

たなぶ

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