身近な人の話です。同じ職場の人ですが現場の仕事をする62歳のスキンヘッドのおじさんです。この暑い中現場の仕事を頑張っているんですが、「クーラーの掛かった部屋で仕事しやがって・・・」と事務方へぶつぶついっていました。あまり優秀な方ではないので、パソコン仕事には向いてませんので、力仕事をがんばってもらっていますが、「いつまで仕事がんばるんですか?」と聞いたら、「ローンがあるからよ。70まで働くつもりだ。」といってました。すでに60歳定年して延長契約しているのですが、延長も5年まで。この会社が終わったら別の仕事を探して働くそうです。仕事すること自体は素晴らしいと思うのですが、彼自身がそれを望んでやってないこと。仕事に文句を言いながら、家のローンを返すために仕方なく働いているという事が残念です。
よくある事だと思うのですが、一度しかない人生を嫌な仕事時間を潰すのは本当にもったいない。彼は投資をしませんでした。「損したらかあちゃんに怒られるからよ」といってました。ギャンブルはせず、家で酒を飲むのが唯一の楽しみだとか。日本人の典型的な姿だと思いますが、改めて投資の大事さを感じます。彼が投資をしていたら違う人生があったともいます。労働とはだいたいが時間を売る行為で、家のローンは未来の給料の前借ですから未来の時間を先に使ってしまっているということになります。お金があれば必ず幸せになるというわけではありませんが、無い場合の不幸は分かりやすくあります。人生の大部分の問題はお金で解決できる以上、金融リテラシーは大事だと思いますが、日本人は未だに投資をギャンブルだと思っている。投資をギャンブルのように使う人が多いのでそうなるのだと思いますが、親の世代からの影響が大きいと思います。高度成長時代は金利も高く、土地神話もあり、貯金して家を買えば資産は自然にできていた。そしてバブル崩壊で株で損した世代が親になっている人が多い。
年を食っても自分の時間を切り売りしなくていい方法が投資だと思います。どんな人生を送るかは今のあなたの選択に掛かっていると思います。
たなぶ
投資をしない人はいつまでも自分の時間を売る
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