貯金好き

投資初心者向け

若い友人と話すと、とても堅実な事に驚く。貯金して、絶対損をしない貯蓄型保険に入り、「損をしない」「銀行の普通預金より良いもので元本保証」がキーワードだ。


だが、こういう人に「インフレ」の話をするとキョトンとする。実際日本もインフレ率はゼロではない、わずかだがインフレは進んでいる。政府日銀も2%を目指している話をすると驚かれたりもする。


そしてインフレとは自分の貯金の価値が減る事、そしてそれは複利で襲ってくる話をすると驚くし、生保予定利率が0.01が多い事もしらない。貯金や保険ではインフレの目減りを取り返すことは出来ない。


それでも彼らは投資をしない。「損するかもしれない」のキーワードが彼らを縛っているのだ。でも、確実に預金資産は目減りする。新築の住宅を買い、買ってすぐ資産価値が20%目減りしている事も気づかず、ローンを払い続ける。


人口減少で地方の土地の価格は、このミニバブルでも下がっている。彼らの親の世代は高度成長の時代だった。借金をしてマイホームを買えば、土地の価格は年々上がり、まさに資産になった。でも、現在は目減りする。


現在上がっている東京や名古屋あたりも、2030年代には人口減少で地方と同じ現象になるだろう。時代は変わっていく。金融に関する教育もなく、友人や知り合いでお金の話もあまりしない日本人。親が最も重要な先生になるが、時代が変わって経済構造も変わると、あてにはならない。


日本人はバブル崩壊後からのこの経済構造変化で貧しくなっている。日本の100円ショップのものは、海外で倍以上で売られている。作っているのが海外なのにだ。日本人は給料も減り続け、購買力があがらない。


投資しかないのだ。貯金だけ、貯蓄型保険など買っている場合ではない。このままでは、昔、ジャパンという経済大国があった・・・そんな昔話が話される未来が来なければいいと思う。



たなぶ

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