日本人の投資メンタル

たなぶの独り言

友人で相場が下手な人がいる。先日もJTは国が大株主だから配当は絶対減らせない!なんていって減配になり株価が急落したら投げ売り。その前も銀行株は配当が高いなんていって、下がって売り。今度は利回りがいいからと優待株を買ったが(無配だからやめておけといったのに)優待改悪で下げ、投げ売り。


目先のリンゴに飛びつきやすいこの発想は、何言っても治らないらしい。そもそも高配当というのは、買う人がいないから高配当なのだから、そんなものをありたがってどうする、と言うと世間のトレンドに逆らっているだろうか。


高配当株を買いたいなら、昨年のコロナショックのようなときに通常高配当にならないような優良企業が下落で配当利回りが高くなった時に買うべきだ。通常の状態で高配当ということは、マーケットが将来の成長に疑問を持っているということなので、あまりお勧めはしない。


まあ、ツナギ売買などで使うのであれば、いい銘柄もあるので高配当とコストダウンでよい方法かもしれないが、銘柄による。日本人はみんながこうだからに弱い。子供の頃からそういう同調化圧力の中で生きているので、しかたないが逆張りは苦手のようだ。


相場は少数者有利。金持ちは常に少数派だ。多数派に身を置きながら少数派の結果を求めるのは、無理というものではないか。



たなぶ

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