日本株の弱さ

相場について

金曜日は大幅安。少しツナギを買い戻した。下げの時はツナギで現金を増やすチャンスだ。アメリカ市場も下げて終わっているので、日本市場は月曜日も下げが続くと思う。でも、そこらへんで少し戻すかもしれない。下げ相場は急落急騰が付き物。戻れば再び買物した分をツナギ直します。

月曜日も買い戻しをすることになると思いますが、別に強気になったわけではありません。日経平均は陰転しており、戻れば売る方針に変わりはありません。どこまで下がるかはわかりませんが、まだまだ下げると思います。相場には上げ相場、下げ相場があり、買いだけの投資家はどうしても下げ相場がつらい。

人間は弱い生き物なので(自分は特に弱い)、損がどんどん増えていく状況が数か月も我慢できない。長期積み立て投資が計算上いいのはわかりますが、5%~7%(税引き前)程度のリターンで、下げ相場の苦しみを味わうのは、普通の精神の人間では無理ではないだろうか。

毎日かなり嫌な事がおこる事を受け入れるとしたら、1日いくらもらったらいい?との質問に、5万とか10万円とかいう人もいるだろうが、長期積み立てのリターンは1日レベルではお小遣い程度にしかならない。つまり、ペイしない。長期積み立て投資にはこの「下げ相場の心理的負担へのリターン」が抜けていると思う。

まわりに長期積み立てで、老後資金をちゃんと作りましたという人に会ったことが無い。ほとんどの人が下げ相場で投げてしまうからだろう。人間は儲かる嬉しさよりも、損する恐怖が2.5倍との研究もある。下げ相場利益を出すには、売りの技術を身に着けるしかない。私はツナギをやってきたが、こころの強い人は空売りもいいだろう。

様々な経済に関する研究は進んでいるが、相場に対する「ひとの心」についてはまだまだだ研究が足りないと思う。   

たなぶ

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