「弱気にて売り方に向かうとき、了見違い、少々宛不利運になることあり。その節売り平均せんと上げかかる米を段々うりこむことあり。はなはだ心得違いなり。相場にさからい宜しからず。慎むべし。買い方の節も同じ心持ちなり。思い入れ違いは早仕舞い、行付を見る可し。」
強気から売り方に方針転換した時に思惑が外れて相場が上がってしまう事があります。こんな時にあせって売り難平をしてしまう事があるともいます。これはやってはいけないことです。相場に逆らってもうまくいくはずがありません。こういう行為は慎みましょう。買いの場合でも思惑が外れた場合は手仕舞って相場の動向を見てゆくのがいいでしょう。
たなぶ
本間宗久・・・39章 相場にさからうこと禁物
本間宗久

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