相場というのは色々なやり方があるが、相場師立花氏は「うねり取り」という手法で、期間的には現代風に言うとスイングトレードともいえるが内容はまるで違う。基本的には試し玉から分割買い(売り)、ツナギ(売り買い両方ある)、手仕舞いの流れとなる。文章で書いてもわかりずらいと思いますので、立花氏の著書「あなたも株のプロになれる」P185にある昭和37年4月から9月の日本電気の玉帳を乗せるので見てほしい。
売 買
昭和37年4月 ー2
0 失敗
2ー 売り建て
5-
10-
10-2 買いツナギ
10-5
10- ツナギを切る
15- 売り乗せ
20- 売り乗せ
昭和37年5月 0 一区切り
2- 再度売りはじめ
5-
10-
15-
20-
昭和37年6月 20-2
20ー ツナギを切る
25-
30-
30-2 買いツナギ
30-5
30ー ツナギを切る
昭和37年8月 30-2
30-5
ー5 本玉手仕舞い
ー10 買い乗せ
昭和37年9月 ー15
0 区切り
これが相場師の売買なのだが、現在の常識(インデックス投資)とはまるで違う世界がある事は知ってほしい。この昭和37年は下げ相場に対して売り玉を立てて、買いツナギを行いながら本玉を維持して、途中途中で区切りも入れつつ、最終的に売りと買いも取っている。まさに芸術の域ともいえる。
たなぶ


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