牛田権三郎は、「理外の理」を相場で大事にしている。理外の理とは、通常の理論だけではわからないことが相場ではあるということだ。本間宗久も「豊作に米売るな」「凶作に米買うな」という言葉を残しているが、みんなが「なるほど」と思うような理屈で相場をしてはならないということだろう。
牛田権三郎:「理と非とのなかにこもれる理外の理、米の高下のみなもととしれ」
つまり、相場は理論だけでなく「相場は相場に聞け」が正しい、ということなのだろう。
たなぶ
三猿金泉秘録(3)・・・理外の理
牛田権三郎

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