アメリカ相場の変調

相場について

昨夜のNY相場がかなり動いている。ダウは533ドルほど下げている。NASDAQも130ポイント下げた。このくらいは、たまに起こるので驚かないが、金利の動き、特に2年短期金利が0.20%から一気に0.28%に急騰、そして10年国債が1.54%から1.43%、まで一気に低下。イールドカーブがかなり寝た。


週明けは日本市場も大荒れだろう。特に銀行や損保生保などにはしんどい話だ。彼らは、短期で仕入れた資金を長期国債で運用するからだ。サヤが無ければ儲けられない。最近はインフレ懸念と長期金利低下という分からない動きをしてきたが、今回は短期金利急騰というより難しい相場になった。まったく教科書通りに行かないのが相場の難しいところだ。


長期金利の低下はハイテク株には有利だと思うが、今後の展開は実に読みずらい。私は銀行ETFと保険株の売り、ハイテク株の買いという鞘取りを実行中で、まあまあの進捗だ。ハイテク株の下げが小さいか踏みとどまれば、銀行・生保損保は間違いなく大きく下げるの、鞘が取れる。


まずまずの展開だ。大きな相場転換になるのかどうかは、まだ注意深く見なければならない。ただ、下げが怖くて売るのだけはやめた方がいいだろう。元々相場は上がったり下がったりするものなのだから。


たなぶ

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