立花義正(1)・・・あなたも株のプロになれる

立花義正

私がこの本を買ったのはもうだいぶ前、覚えてはいないが1998年か9年だったと思う。タイトルからしてミーハー本ぽく、あまり期待しないで別の本命本と一緒に買ったのを覚えている。確か新宿の紀伊国屋だったように思う。その後、本命本はクズ本で、この立花氏の本を手に入れたことが、私の相場人生で一番の僥倖となった。何がそんなによかったかというと、この立花さんという相場師は本で自分の売買符を載せているのだ。多くの相場師の本はあれども、本物の相場師の売買符を見ることはほとんどない。

売買符とは売買した玉の動きを書いたものだ。長期投資や積み立て投資しかしない人には何のことだかわからないと思うが、プロの売買は玉が動くのは普通で買い、売り、ツナギの玉がうねりに乗るように動いていく。いわゆる「うねり取り」になる。いまだに販売されているこの本は、とても良い教科書になると思う。もちろんこの方法が絶対言いというつもりもないし、私もこの方法をそのままやっているわけではない。でもしっかり生かしてはいます。この本で立花さんはサラリーマン時代に事故に合い、片足を失うという大事故をおってしまいます。そして葛藤の末、相場で生きていくことを決めるという壮絶な人生を歩みます。

そして試行錯誤の中で、パイオニアという一銘柄だけで売買する手法にたどり着きます。立花氏曰く「私はパイオニ屋なんです」とのこと。分散投資、1つの籠にすべての卵を入れないなどが常識化した現在において、相場の真実とは何かを教えてくれる本です。是非、今後私流に解説していきたいです。今日は、まずご紹介まで。

たなぶ

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