全世界株指数連動の投資信託に積み立て投資すれば、長期で5%の期待利回りが得られる。数字上それは間違いないが、暴落時にやめてしまう人が多いのも事実だ。人は利益よりも損益に敏感な生き物だ。
日本人が保険会社の「掛け捨てではありません!」に食いつくのも損をしたくない、1円も失いたくないという心理をうまくついている。ほぼゼロの予定利率で20年30年運用するなんて、金融リテラシー少しでもあれば絶対にしないのだが、大勢買っている人がいる。
そんな日本ですから、全世界株指数連動型投資信託の積み立てをしても、下げ相場になればとても持ちこたえられないと思う。そもそもその投資信託がどういうものなのか、理解してない人も多いだろうし、他の金融商品も知らず、最初からこの投資信託を買っていたとしても、損になったら信念もないので止めるのも当然だと思う。
長期投資とは「どう下げ相場と付き合うか」が重要だ。長期で見れば何%儲かるよりも、暴落時は半分以下になります。それでも信じられますか、とは証券会社は言ってくれない。20年投資した結果、暴落で資産が半分になったときの想像をしっかりして投資すべきではないだろうか。
たなぶ
コメント