本間宗久・・・第18章 天井形成過程のこと

本間宗久

「上げ相場の天井日限、不定。大概、月初底にて、二十一日より二十六日迄にその月の天井出るものなり。底より起き上がる米は、幾月も上がるものなり。段々百俵上げくらいになり、二十九日、晦日迄7に一~二俵も上がる時はその次月、年中行付天井値段出ると心得べし、このこと疑いなし。」

上げ相場の天井は二カ月間上げたからとか幾ら上げたからもう天井だなどとは一概に言えない。定まらないのが常だ。月野一は安く、そこを底にだいたい21日から26日位まで上げ、ここでこの月の天井を付ける。大底からの上げ相場ではこのような動きが幾月も続き、熱狂して100俵ぐらいの上げ幅に至る。そして21日~26日を過ぎてもなを1~2俵も上がる時は、その月が年中の天井値段となります。こういった形で天井を打つことは間違いない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました