さあ、今日の相場は大幅安だった。これがただの押し目か、大きな崩れの始まりか。時間が経たなければわからないが、私は崩れの始まりでも驚かない。今年は下げても不思議でもない。去年までが良すぎたのだ。買いしかしない投資家には厳しい年になるかもしれない。相場には買いと売りがある。売には現物売り、空売り、ツナギ売りがあり、買いが剣なら売りは盾のようなもので、両方あった方がバランスのいい戦いが出来ると私は思っている。今日の日経マザーズも5%近く下げており、2日続けての指数が大幅安している。崩れの始まりには小型株から始まる事が多い。
とは言って日経平均は27000円から30000円の三角持ち合いの中におり、まだ下に行くと決まったわけではない。目先の動きの連続の中で相場の先行きは見えていく。今はアメリカ相場がどうなるかに注目だ。すべてはそこから始まる。特にNASDAQは非常に危ないと思う。PERの高い株は金利上昇に弱い。利上げが近い中、下げても不思議ではない。あまりに強い相場が何年も続いた。ITバブルの崩壊の時は5100ポイントほどから1100ポイントほどまで70%以上も下げている。現在で同じことが起これば16000ポイントから4800ポイントほどに下がる計算だ。
相場は時に信じられないくらい下げることが起こる。特に現在は多くの一般投資家が投資の世界に入ってきている。こういう時は危ない。私の周辺にも投資のとの字も分からないのにアメリカ投資信託に投資を始めた人が何人もいる。みんながアメリカ株に積み立て投資すれば絶対もうかると信じているのだ。JFKの父親のジョセフ・ケネディが靴磨きの子供が相場の予測をしているの聞いて、1929年の大暴落前に持ち株を売り切った話は何度かしたが、今がまさにそんな時ではないのだろうか。
楽観すぎる相場には注意が必要だと思うが、みなさんはどうだろうか。
たなぶ
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