戦争権限法

たなぶの独り言

アメリカには大統領が議会の承認なしに戦争をしてよいという、戦争権限法がある。
この戦争権限法、期限が決まっていて60日となっている。
実際には議会に報告した日からというので、今回のイラン戦争の期限は5/1になっている。
しかし、この戦争権限法は1回だけ大統領が「必要なんです」と議会に言えば30日延長できる。
つまり、5/31までは戦争が出来る。
6/1からは出来ないかというと、議会が承認すればいいので、議会次第だ。

では議会が承認するかというと、これが微妙だ。
上院は共和党54,民主党45,その他2で、下院は共和党218、民主党218、欠員5という議席です。
まず、下院は共和党が過半数で、戦争反対で造反しそうな議員は
ナンシー・メイス議員(サウスカロライナ州)
ドン・ベーコン議員(ネブラスカ州)
くらいらしい。
だが、上院は下院とは違う。まず共和党で造反しそうな議員は、
ランド・ポール上院議員(ケンタッキー州)
トーマス・マシー下院議員(ケンタッキー州)
がはっきり戦争反対。そして延長反対でトランプに不満を示しているのが、
スーザン・コリンズ上院議員(メイン州)
ジョン・カーティス上院議員(ユタ州)
ウォーレン・デビッドソン下院議員(オハイオ州)
が造反の可能性がある。
上院は53議席であり、4名が造反すれば延長は出来ない。
さらに造反だけでなく、下院と違って上院にはフィリバスター(議事妨害)という権利が認められている。これは長時間しゃべって議案を廃案にする行為で、日本の牛歩戦術のようなものだ。
しかし、これも60名がクローチャーというものを決めれば制限できるのだが、
現在の上院の共和党議席は64だ。フィリバスターは実際しなくても「私、フィリバスターします」
と宣言すれば同等の時間稼ぎができるらしい。これをサイレント・フィリバスターという。

ともかく、アメリカの議会で戦争延長の承認がされない可能性がある。
トランプに残された時間は5/31までなのかもしれない。
トランプはこれだけの戦力を湾岸に集めて、何もしないまま上記の議会承認を受けるのだろうか。
イスラエルと同様、いまイランを叩くだけ叩いた方がいいのではないか。
そう考えないのだろうか。
トランプが悪魔のささやきに耳をかさないことを祈るばかりだ。

たなぶ


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