山崎種二・・・人間関係と相場師への道

山崎種二

私の心の師匠、山種こと山崎種二は、努力と人格の人だった。著書「そろばん」には彼が相場師になれたきっかけについて書かれている。米問屋で奉公していた山種だったが、彼には実家の莫大な借金もあり、人生のスタートとしては最悪だった。そもそも丁稚の小僧の給料なんかでは利子さえも払えない金額だったという。その後、相場で儲ける山種だが、普通では相場を張ることも出来ない。そこには2つの出来事があった。山種の実家の借金は高利貸しの高い金利だったが、主人の兄の知人が碓井製糸所の萩原社長という方で、借金の肩代わりをしてくれたこと。もう一つは取引先の筒井商店の新倉氏から「さや取り」などを教わり、梅原商店番頭の加藤氏は保証金なしで相場を張らせてくれたことだった。

このどちらも「人にかわいがられた」という事が特例を受けられるきっかけになっている。かわいがられる為には一生懸命働くという姿勢と「優秀さ」を見せないといけない。どうでもいい相手をかわがったり、便宜を図ったりは人はしないものである。人間関係が嫌だから相場で儲けたいという人もたまにいるが(私も少しあります)、何事にも一生懸命にやる人には幸運が訪れやすいという事だと思う。相場で儲けるというのは現代はパソコンの前に座るだけでできる事だが(スマホでポチポチの方も)、生きるという事を一生懸命することが幸運を呼び込むことだと思えてならない。山種からはそんな事も学び、改めて師匠!と思うのでした。

たなぶ

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