日本の地震・津波リスク

相場について

昨日もそうだが九州の地震が起こるたびに「すわ、南海トラフ地震か?」と騒然となる。私は地震の専門家ではないが、投資の視点から地震・津波リスクを考えてみたい。

もし南海トラフ地震が起これば西日本中心に甚大な損害が出る。関東大震災も定期的に起こっているので、関東に直下型地震が起こればそれこそ甚大な影響が出るだろう。もし、自分の資産の大部分は家や投資マンションという人は、保険は掛けていたとしても一時的には無一文になりかねない。実際上記の地震が起これば、株価の暴落と円安などが起こるだろう大地震は津波も起こすことは東日本大震災を経験すみだ。地震と津波は、日本という地震国では逃れられないもので、南海トラフ地震は遅かれ早かれ必ず来るものだろう。

やはり資産を日本国内だけで運用するのは、こうしたカントリーリスクをすべて受けてしまうので分散が必要だと思う。最近はオルカン投資が人気とのことだが、決して間違ってはいない。ただ日本株の方が元気な時期もあるので、日本に投資しないのもバランスを欠いているように思う。日本は地震国だから全く投資しないというのは、日本に住んでいるのだから無理があるように思う。GPIFの国内海外半々でさらに株と債券を半々で投資するスタイルは、バランスのいい投資のように思える。もっと真似をしてもいいように思う。

もちろんGPIFの様な事を個人でやることは出来ないので、同じことをやっている投資信託を買えばよい。案件ではないが、「ニッセイインデックスバランスファンド4資産均等型」というのがGFIFと同じ設計のものだと思う。とはいえ、地震や津波が来れば暴落に巻き込まれるのは間違いない。この時慌てて「しまった!」と資産を投げてしまうのはどうだろうか。数年持てば戻してくる可能性はある。だが、人間そんな強くない。2008年のリーマンショックで100年に一度の暴落と言われ、「100年に一度なんで買い場だと思います」と年金をすべて株買いした知り合いがいるが、東日本大震災で全部売ったそうだ。もちろん、大きく損をしたとのこと。「二度と投資はしない」と言っていたが、その後の株価上昇をどう見ていたのだろう。

大事なことは「慌てないこと」、そして歴史を学ぶことだと思う。日本は地震国できたら相場は暴落するが、これまでも復活してきている。その時その時で慌てず、歴史を思い出して対応をすることが大事なのではないだろうか。

たなぶ

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