投資とは恐怖と欲望のゲーム

相場について

私はこの「投資とは恐怖と欲望のゲーム」という言葉が好きだ。相場というものをこれほど端的に表す言葉は無いと思う。確か若林栄四氏の言葉だったと思う。日本相場は忘れかけていた強い上昇相場の中にいて、過熱感が心配されながらも上がり続けている。天井は誰にも分からないので、短期的には上もあるかもしれない。いや、しばらく強いのかもしれない、「流石に天井だろう」と値に惚れた連中が空売りして焼かれている。

改めて相場技術の基本に立ち返り、陽転で買い陰転で売りを行わないといけないと思った。騙しもあるが、今の相場技術の中では一番いいと思っている。値ごろ感で相場をしているとどんどん相場は自分の予想の逆にいくことはよくある事だ。人は弱い。一旦ポジションをとると自分のポジションを肯定する材料を無意識に探す。そして自分は間違っていないと納得する。損が膨れていっても、もうすぐ反転すると信じて疑わない。損は利益の三倍感情を動かすという。1万円利益を貰うのと1万円損をするのでは1万円損するのが感情(嫌な)が大きいということだ。


だから人はなかなか損切が出来ない。ユーチューバーでポジションを公開して、どんどん損が膨らむのを見せている人もいるが、正直何をしているんだろうと思う。勿論相場なので我慢しているうちに反転して助かることもあるだろうが、そんな経験をすると「我慢すればいつか助かる」というとんでもない信念を持つことになり、破滅の道が開くことになる。特にレバレッジを掛けてFXをやっている人は、私には破綻するとしか思えない。大きく動く相場は儲かる時は大きいが、損する時も大きい。私はFXはやらないが、それはリスク(標準偏差)が大きすぎ、儲かる投資に向いていないと思うからだ。


全く相場の勉強をせずにある程度の利益を出そうと思うのなら、インデックス・全世界株と先進国債券インデックスをそれぞれ半々持つのを友人にはお勧めしている。相場で儲け続けるのは並大抵の努力では済まない。人はそんなに優秀ではない。判断も疲れる。編めるかのIT企業のリーダーは同じ服を着て、判断で疲れるのを避けているくらいだ。私たち一般人が、毎日判断して疲れないはずがない。それでも相場で利益を出し続けたいのなら、勉強と鍛錬を続けるしかない。自分に合った「やり方」も見つける必要もある。


私のブログには相場師の話を多く書いています。あなたの相場に立ち向かうヒントになれば嬉しいです。

たなぶ

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