時々「俺は監視されている」「俺を殺そうとしてる」「俺が買うと下がるし、売ると上がる。誰かが見ていてボタンを押している」と言っている人がいるが、そんなことはありません。相場は誰も見てませんし、あなたのポジションの事も知りません。とは言え、この話には投資家が如何に自己中心的に相場をしているかが現れている。
「後、何円上がれば○○円の利益(損)だからそこで売買しよう」なんてものは、まさにその投資家だけの話で相場は関係なく動きます。このような考えで相場をしていると損しかしません。玉に言うと、見方を変えて「相場の都合」を考えてみたらどうだろう。若林英二氏が言うように「相場は相場の動きたい方に動く」だけなので、「上がれ!」「下がれ!」ではなく、相場の動きたい方はどちらなのかを考える。
それにはまず、対象銘柄の事を知らなければならない。株ならその企業の事を勉強し、業界の事を勉強し、市場全体を勉強する。為替ならその国のことを勉強する。背景をしらずにチャートだけ見て相場をしても、自分よがりの相場になるだけです。そもそもチャート見ているだけで儲かるなら、自動売買だけでいいでしょうが、実際そうなっていないし、相場が計算で儲かるならスーパーコンピューター使えば誰でも儲かる事になる。まあ使うにはお金がかかりますが、機関投資家がコンピューターで儲けるなら、リーマンショックであんな損はしないでしょう。
相場には絶対がないが、出来るだけその投資対象に寄り添い、学び、感じることが出来るようになれば道は開けると思います。今日は私がそうありたいという話でした。
たなぶ
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