必ず破綻する投資家の例

投資初心者向け
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現在のような高値からの下落が始まると、高値掴みをして破綻する投資家が出てくる。投資家というか、破綻するのはただのギャンブラーだと思うのだが、いくつか例を挙げたい。

① 信用取引の買いやCFD、先物などでレバレッジを掛けている投資家。
② 資金目いっぱいの投資をしている投資家。
③ 信用取引で手持ち株を担保にしてさらに買いを行う、言わるゆる二階建てをしている投資家。
④ 短期売買をしているくせに、損をしても損切出来ない投資家。

①は、言わずと知れた「早く金持ちになりたい」という人が行うもので、当たれば利益も掛けたレバレッジ分増えるが、思惑が外れれば掛けた倍数分損も膨らむ。FXなど証拠金取引などは、誰かの損が自分の利益というゼロサム(業者が手数料を取る以上マイナスサム)ゲームなので、売買を繰り返せばいつか思惑が外れて大損して市場から退場となる。

②は、「満額張るな」の相場格言の通りで、下げ相場になればただただ損を受け入れなくてはならず、精神的に追い込まれて相場から撤退する事になる。少額でうまくいき、「俺は天才だ」とばかりに玉を増やして暴落に捕まり、長い期間下げに悩まされた挙句に投げて相場撤退となる。

③は、①②の最強版だが、これをやっていいたら思惑が外れたら相当苦しんで短期間に破綻する。「入金しなくちゃ。。。」が口癖に成り、それでも買いの買いのレバレッジなのであっという間に損が大きくなり、最後は持ち切れず全部投げて相場撤退となる。

④は、「いつか反転して損が消える」を信じて相場が自分の思惑の反対にいっているのに耐え続ける人だ。これはただ「損したくない」という投資家心理だけなのだが、過去に損切したらそこから反転した、あるいは耐えたら相場が反転してなんとか生き残った、などという体験があればあるほど、最後はひどいことに成り、「もう相場なんて見たくもない、やるんじゃなかった」と投げて相場撤退となる。

相場は必ず自分の思惑とは反対に動くことがあり、短期的には大きく動くこともあります。相場は相場の好きな方に動くのであって、投資家の都合なんて知ったことではないのです。ウオーレンバフェットは何故みんなあなたのような投資をしないのですかと聞かれ「誰もゆっくり金持ちになりたい人なんていない」と答えたそうですが、①~④は全て「短期で急いで」のやり方です。自分のやり方について今一度、考えてみるのもいいのではないでしょうか。

たなぶ



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