仮想通貨

相場について

ビットコインが2万ドルを切ったりして、かなりの暴落をしている。私は仮想通貨に投資していないので特に影響はないが、投資してる人も多いので市場との一つとして観てはいる。ビットコインが現代の金相場なのか、はたまた現代のチューリップなのかはわからない。私が投資しない理由は、投資の基本に反しているからだ。「投資とはお金を生み出すものを買う事」。株なら投資した会社が事業を行い配当金などを私にもたらす。債券は金利を払ってくれる。原油やコモディティも買っているが、実際に我々の生活で使うものであり、インフレヘッジになる。

では仮想通貨とはなんだろう。仮想通貨でアンパンを買う人を見たことがないし、聞いたこともない。日頃の生活で仮想通貨を使う事は今後もないだろう。あまりにボラティリティが高いものは通貨に不向きだ。そう考えると仮想通貨の使い道は、投機以外にない。なんの社会に貢献する機能もなく、チューリップでさえ花を愛でるという機能があったのに、仮想通貨は日ごろ使う機能がない。送金に使えるかもしれないが、マネーロンダリング以外にそんなに必要なものだろうか。送る側も送られる側も価値が大きく変わるものなので、ひやひやしながら送金することになるのではないかと思う。

どこかの商社が金(ゴールド)と連動する仮想通貨を考えているそうだが、それなら何とか使えるかもしれない。いっそのこと中国のように国家通貨を仮想通貨にしてしまえば、使い勝手は良くなると思う。まあ、銀行がつぶれるのは見えているが。。。相場で爆益を目指す人ほど破綻する。増える方しか見ていないが、爆益の可能性があるものは、当然爆損もする。最終的に相場商品の利益は長期的に見て株にかなうものはない。そして修練した利益なんて数パンセント/年しかないだろう。私はゆっくり金持ちになる方が大事だと思う。それは「平均利回りが同じなら標準偏差が小さいほうが複利の効果が大きくなる」という相場心理に元像いている。ウオーレン・バフェットが「ゆっくり金持ちになりたい人などいない」といったのは、短期投資家を皮肉っただけではなく、標準偏差の小さな株でゆっくり金持ちになるほうが、複利を大きくとれるという真理を知っているからだと私は思っています。

たなぶ

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