初心者向け記事で株主優待を取り扱うと、株主優待投資を初心者がやる事と捉えられるかもしれないが、そんなことは無い。私も優待投資しています。しかも相当前から。ただ、あちこちで情報が溢れていてわざわざ説明するのもどうかともいますが、今日は一言。ゼンショーやコロワイドなどは思い出せないくらい相当前から持っています。やはり優待投資のいいところは、投資をしている実感が得られ、長期で保有できるところだろう。私が優待投資する場合は下記の点に気を使っている。
①利回りが6~8%以上あるもの。②過去10年は優待を継続している事。③経営状況がそれほど悪くなく優待が継続される見込みがあること。④自己消化できるもの。そして買う場合のルールではないが、その年の優待で得られた金額の同額は必ず再投資することだ。①だが、利回りは配当と優待の総合利回りのことで、やはり高い利回りがよい。そんな優待ないよ!という声も聞こえるが、昨年3月頃のコロナショックの頃を思い出して欲しい。そんな株はゴロゴロしていたはずだ。つまり、暴落時に買うことが良い株をいい条件で買う必須条件なのだ。まさに暴落は相場からのプレゼントだ。
②は当然のことだが、中には新規に優待制度を入れて上場し、その後翌年には無くしてしまうという詐欺会社も散見される。違法ではないがこんな会社には絶対投資すべきでない。そのためにも過去のその会社の政策を見極めなくてはならない。③はこれも当然だが経営が左前なのに優待を継続することは出来ない。やはり個別株を買う以上はその会社の経営状況ぐらい確認すべきだろう。そして将来の見通しもしなくてはならない。今はIR情報は簡単に入手できるでの調べないのだったら、個別株に投資せずインデックスを買うことを進める。
④の自己消化できるものは、私の好みなので考え方は様々かもしれない。yahooオクなどで売れるという人もいるだろうが、個人的にはその会社の優待は自分で使うことでその会社のサービスや商品に触れ、会社の理解になると思っている。そして再投資は必須だ。優待のいい所は、高配当株投資と違い税金を取られずに済むことだ。やはり税金は毎年掛かるし、安くない。複利で考えるのなら、優待分は再投資してこそ投資のうまみを得られるというものだろう。
まだ大きな資金が無い個人投資家は、優待投資を行う事がよくある。私もそうだった。インデックス投資が信仰される今日だが、自分がよく使う店の株を買うのは大変いいことだと思う。毎日食べる食事を優待で取れるなら、お店の味や客の入りも分かるのでこんないい投資はないだろう。中身も分からないインデックスより、私はこちらをお勧めしたい。優待投資は日本固有の投資文化だと思うし、今後も続くだろう。株主になれば株主総会にも行ける。経営者の声を聴き、どう会社を動かそうとしてるのか聞くのも大事だと思う。インデックス投資では出来ない事だ。
そして長期に持つことが大事だ。5%の優待でも20年持てば投資は回収できる。5%分を再投資すればもっと短く回収できる。優待投資は有効な日本市場での投資方法だと思う。
たなぶ
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