金融リテラシー

たなぶの独り言
先日最近赴任した仕事のやり手の上司が他の同僚と確定拠出年金お話になり、「元本保証のものにちゃんとはいっている」と自慢げに話して話していてびっくりした。思わず「インフレって知ってます?」といってしまい、「知ってるよ!」と怒られてしまった。知ってたら年金という長期投資の為に、元本保証書品なんて確定拠出年金で選ばないと思うが、損するのが嫌らしい。でもインフレで目減りしていますけどとは怖くて言えませんでした(笑)長年日本はデフレでお金の価値がインフレで減っていくのを体感しないまま30年という時間が経ち、ほとんどの日本人はインフレを知らないで生きてきたので、この上司のように賢い人でもお金についてはこういうおかしな判断になってしまうのだろう。金利も相場なので未来を予想するのは難しいが、日本は金利を簡単には上げないだろう。それは日本には莫大な1000兆円以上の国債や地方債があり、金利の利払いが増える事を良しとはしない。逆にインフレになれば自動的に借金も実質減っていく。インフレ連動債券以外は、インフレには弱い。だからインフレは続くし、それは円安と連動していくとも思える。為替も相場なので凸凹するだろうが、基本的には日本が金利を低く誘導して、いまだにイールドカーブコントロールを続ける以上、円はジャブジャブでありキャリートレードにももってこいだ。円は安くなる方向だと思えるが、勿論アメリカの金利が下がれば逆の動きもあることはわかるが、きっと一時的だろう。基本的には金利差は大きく、キャリートレードのは続く。そもそも日本は貿易も赤字で昔のような輸出大国ではない。我々の身の回りは海外製品が増え続けている事でもわかるように、80年代のような力は日本にはないのである。インフレとは長い付き合いになるのではないだろうか。


たなぶ

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