立花義正(6)・・・区切りについて

立花義正
相場師立花義正氏は区切りを大事にしていた。相場の流れを見ながら売り買いする「うねり取り」としての手法だが、相場に入り一つの流れを取った後でポジションをゼロにする(いわゆる丸(ゼロ)にする)。相場を上手になるには区切りをつける「勉強」をするべきだと、立花氏は著書で述べています。具体的な売買譜を下記に載せますと、

昭和36年の日本電気の売買譜ですが、

買い始め  ー2
買い増し  ー3
ツナギ  1-3
ツナギ  2-3
買玉切り 2-
一区切り  0


昭和37年1月

試し玉の後
買い  ー2
買増し ー5
買増し ー10
手仕舞  0


昭和37年2月

買い始め ー2
買増し  ー5
買増し  ー10
ツナギ 2-10
ツナギ 5ー10
買手仕舞 5-
売手仕舞  0


立花氏の好きな2-3-5の分割売買とツナギも使いながら、最終的に丸にするというやり方だ。私はうねりどりではなく、山崎種二氏の現物を長期で持ちながらツナギ売りをする手法だが、ツナギの入れ方は立花氏の2-3-5の入れ方はよくやります。実践するとこの入れ方が腑に落ちる感じがしています。1-2-3も良くしますが、もうこれは個人の好みでいいと思います。ただ、3分割や4分割が分割売買ですっきりするように感じています。

立花氏の売買を見て、何か感じてもらえたら嬉しいです。

たなぶ

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