日本のGDP4位転落

相場について

日本のGDPがドイツに抜かれて4位になったとのニュースが出ていた。円安が進めばさらに順位は落ちる。昔日本は世界第2位の経済大国だったんだ。。。なんて孫世代にいう日がくるのかもしれない。明らかに日本は貧しくなった。今の日銀が緩和政策を続ける限り、円はどんどん刷られるので円安は続く。では、金利を上げればどうか。債務の多い日本政府は金利が上がれば財政が破綻する。金利を低く抑えるしかない。しかし、アメリカのインフレが続く以上は金利は上がり、ドルは強くなる。来年は利上げが終わるとの楽観見通しがあるが、そう簡単に終わらないのがインフレだ。たぶん、インフレは数年~10年続くのではないか。もちろん、そんな先の事は誰にもわからない。言いたい事は、楽観シナリオ以外のシナリオも持ったうえで相場をしなくてはならないということだ。アメリカの相場は10年強かった。昨年アメリカ株を買えば未来は安泰だという人が本当に増えていたと思う。今もそうだろう。現在がこの10年の間に起った調整と同じものだと思う人がいる間は、調整は終わらないと思う。何も考えずに何かを買ってずっともてばいい、それで成功した人もいる、本も出ている。こんな状況が相場の最終局面ではよくある。アメリカは第2次世界大戦で覇権国になった。当時のアメリカ株の時価総額(浮動株)は世界の90%もあった。その後、70年代で60%、80年代40%台、リーマンショックで30%台になり、いまは44%なのだそうな。減ってきているトレンドの中で、この10年だけ戻しただけかもしれない。もちろんそうではないかもしれない。しかし、何があってもいいように準備だけはしておきたい。

たなぶ

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