投資とは何か

投資初心者向け

いきなり基本的な話ですが、投資初心者の方に是非読んでもらえたら嬉しです。

投資とは「資産」を買う事。資産とは「富を生み出すもの」という定義になる。ですので、ローンで買ったマイホームは資産ではありません。自分のお財布から毎月お金を奪っています。但し、ローンで買って誰かに貸し出して、ローンの支払いを上回る収入を得ているなら資産という事になります。ですの何か富を生み出すものを買う事が大事です。

私はビットコインなどの仮想通貨は持っていません。仮想通貨は富を生み出しません。生活の役にも立ちません。コンビニやスーパーで仮想通貨で支払いしている人を見たこともありません。買っている人はただただ値上がり益を求めているのであって、これは「投機」なのです。私は投機を否定しておりません。ですが仮想通貨はあまりにボラティリティが高く、とても買う気にはなりません。

私が基本にしている投資の考え方に「投資の平均利回りが同じであれば、標準偏差が小さい方が複利の効果は大きくなる。」というものがあります。何故投資に債券を入れて価格変動を緩やかにしようとしている人がいるのかというと、この事を知っているからです。例を挙げると、100万円が1年目15%マイナス、2年目15%プラスの相場と、1年目がマイナス30%、2年目がプラス35%の相場があったとしましょう。どちらも平均利回りは2.5%です。しかし、変動率の滑らかな最初の例の投資結果は103.5万円、後の変動の激しい方は94.5万円となります。

価格変動は小さな方が良いというと、「夢がない」「爆速で億り人になりたいんだ」と言われそうですが、結果として価格変動が小さい方がいいこともあるのです。もう一つ「大数の法則」というものがあります。サイコロの目はふる回数を増やせば増やすほど、平均である3.5に近づいていくというものです。株の投資でもアクティブファンドが指数に連動するインデックファンドに勝てないという話を聞いたことがあるともいますが、これはアクティブファンドの手数料(ファンドマネージャーへの高額給料などになる)分コストが掛かることもありますが、何度も取引することで最終的には平均的な利回りに近づくことから、コスト分負けることになります。


ウオーレン・バフェットが1度買ったら売らないことを基本にしているのは、大数の法則からも理にかなっています。いいものを買い、売買回数を限りなく1回にすることは逆に高い利回りを出すことになると思います。私も買った現物は限りなく永久保有しようと思っています(ツナギについては別の理論があります。これは価格変動を小さくしようとする技術なのです)。というわけで、資産を買う事が投資であり、標準偏差を小さくすること、何度も売買しないことが数理的に資産を増やす効率的な方法だと私は信じています。

たなぶ

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