アメリカ株が大幅高になっている。他にもコモディティも大幅高だ。どちらも持っているので、大幅高で大変うれしい。しかし、明日からまたツナギを付けていきます。もう、これはへッジャーとしての呼吸のようなもので、大幅高に対してなにもしないことは考えられません。勿論、現在が第3波の途中にあるという相場観だからこそのツナギです。
下げ相場は大幅安と大幅高を繰り返すのが特徴なので、上げの利益確保と下落保険、コスト削減のツナギでもあります。日経平均が陽転したままであることが気になりますが、注意深く見つつ上げも下げも取っていきたい。今は多くの投資家が株式市場に注目しています。リーマンショックから続く上げ相場のなかで相場に入ってきた人にとって、アメリカ株は暴落もあるが上がるのは当然、というところでしょうか。
しかし、米株も1966年に995ドルだったダウが、1982年に800ドルを切っていたという事実は覚えておきたい。16年かけて20%ものマイナスになることが米国株では有りうるのだ。もちろん、その後現在の株価になるわけだが、それは投資家の年齢によるだろう。50代の人間が16年後マイナス資産を持つのと、20代の投資家が40代でマイナス資産を持つのとは意味が違う。残された時間が違うからだ。だから20年以上持てば5から7%のリターンがあると言われても、16年掛けてマイナスになっているのではそもそも途中で売却してしまうのが、人間というものだと思います。
何の知識も勉強もしなくてもある程度の資産運用が出来るのが、全世界株や米株指数投信やETFへの投資だと思いますが、信念もない人がマイナスのまま何年も果たしてその投資を続けられるものだろうか。甚だ疑問だ。やはり、長期資産を持ったうえで、ツナギを行うのが最もいいように思う。ツナギは保険であり、下落から投資家を守ってくれるものだと信じています。
たなぶ
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