リバモア流投機術(1)投機という挑戦

ジェシー・リバモア

Pan Rolling社から出てます「リバモア流投機術」という本を紹介したい。是非、買って読んでほしいが、私が気に入った処を抜粋したい。

まず、「どうすればマーケットで稼ぐことができますか」という質問にリバモアは何度もあったのだという。彼はこの手っ取り早く相場で儲けたいという人の質問に、若いころは懇切丁寧に答えてたり、丁寧に断っていたが最終的には「分かりません」と答えた言う。これはよくわかる。私の経験でも、相場の話を聞いてくる人は色々聞いてくるが最後は「お金を預けるので増やしてもらえませんか」なんて言ってくる。楽して金儲けしたい、相場なんて買って売るだけなんだから、買うタイミングだけ教えてもらえればいい、なんて投資家(?)は履いて捨てるほどいる。

だが、リバモアは言う「弁護士業や外科手術で手っ取り早く金をを稼ぐにはどうしたらいいですか、と弁護士や外科医に聞くようなものだ」と。まったく同意だ。相場をすることを簡単に考えている人が多すぎる。お金を稼ぐことがそんな簡単なわけがないという事に、何故気付かないのだろうか。どうして証券会社の窓口で「何を買ったらいいですか」なんて聞く投資家が後を絶たないのだろう。そんな簡単に儲かるなら、あなたの窓口対応をしている人は、あなたなんかに売らず自分で買って儲けて、窓口業務なんて辞めてしまっているだろうことが何故想像できないのだろうか。

そしてリバモアは「健康法の本を読んでも運動を他人任せに出来ないのと同じように、相場も自分で行わなけれなならない事を他人任せにしてはならない」と戒めている。この本を読むと本当にうんうんそうだと思う箇所が随所に現れる。この自分で行わなけれなならない事を行うことで、自分の銘柄に次の重要な価格変動が起こるかどうかがわかるのだという。

では、何が重要なのか、そはまた次回。

たなぶ

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